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ニュース: 印後発医薬品、輸出好調続く 低価格で高品質、新興国にも拡大


2013-04-16

景気低迷が懸念されるインドで、医薬品輸出が好調を維持している。同国の商工省によると、2012年度(12年4月~13年3月)の医薬品輸出額は前年度比17.2%増の155億ドル(約1兆4510億円)に達する見通しで、同省は13年度に250億ドル突破を目指すとしている。輸出増加を牽引(けんいん)するのは同国製薬各社全体の売り上げの6割を占める安価な後発医薬品だ。現地紙インディアン・エクスプレスなどが報じた。

 欧米では医薬品市場の7割を後発医薬品が占めるとされており、新興各国でも医療コスト削減のための後発医薬品導入が進んでいる。米医療コンサルティング大手のIMSヘルスは、世界の後発医薬品市場が11年の2420億ドルから16年までに4300億ドルに拡大すると予想する。

 インドの医薬品輸出は55%を欧米が占めるが、後発医薬品の普及にともなって中南米、東南アジア、アフリカの新興国に輸出先を拡大。輸出先の合計は220カ国・地域と多様化が進んでいる。

インド製品の最大の武器は安価な生産コストを生かした低価格だが、商工省幹部は「認可基準の厳しい欧米への輸出が順調に伸びていることが、インド産医薬品の質の高さを表している」と述べ、品質面での評価も輸出増加の要因だと強調した。

 11年の米国における後発医薬品の許認可申請件数の51%をインド企業が占めており、09年の45%から比重を高めている。

 また、インドの調査会社、インディア・レーティングスによると、13~15年に特許が消滅して後発医薬品として生産が可能になる医薬品の年間売り上げは合計1250億ドルに達する。これらの医薬品は既存設備で生産が可能なものが多いため、大規模な設備投資が不要なこともインド製薬各社にとって追い風になるという。同社はこれらのプラス要因により、13年のインド製薬産業は20%成長を遂げると予想している。(ニューデリー支局)

sankeibiz 2013.4.4

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130404/mcb1304040801023-n1.htm