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ニュース:モスクワにがん病院建設へ 日ロ、住友重が治療装置輸出
2013-12-26
日本とロシア両政府は26日、がん治療の病院を2015年度にもモスクワに建設することで合意する。施設には住友重機械工業が最先端の放射線がん治療装置を納入するほか、日本から医師も派遣する。装置も含めた輸出規模は数十億円に達する見通し。日本の官民が関わるロシアでの大規模な病院建設は初となる。
26日未明に茂木敏充経済産業相とロシアの担当閣僚がエネルギーや医療分野などでの協力で合意。病院建設は、官民で医療輸出に取り組む一般社団法人「メディカルエクセレンスジャパン」(MEJ)とロシアの核医療開発センター(CDNM)が共同で進める。施設の設計はロシア専門商社のピー・ジェイ・エル(東京・港)が担う。
4月に改組したMEJはロシアから日本の病院への患者の受け入れも推進する。MEJの山本修三理事長(慶大医学部客員教授)は取材に「日本で良い医療を提供することが輸出拡大にもつながる」と話していた。
2013年12月26日
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2503Y_V21C13A2PP8000/